ヘアカラー×赤味→寒色

目次

段階を踏んで寒色を作っていきましょう

先日カラーをご希望のお客様で今まで赤系のカラーで染めていてかなり赤みのある髪色でいらした方がいらっしゃいました。ご希望のカラーは寒色系の明るめのカラーということです。既染部にかなり赤が残っていることともともとの髪質的に赤みが強く寒色系になりづらいということ、白髪も多くしっかりとカバーしたいというご要望でした。

美容師的にはなかなかハードルが高いこのオーダーでしたが最大限出来る可能性を考えていきます。髪質や今の髪の毛の状態的に一度で綺麗に染めるということは難しそうなので段階を踏んで徐々に寒色に近づけていく方向で話が進んでいきました。前回のカラーの赤みがかなり残っているので赤みをとるためにブリーチを使うという選択肢もあるのですがブリーチを使うとかなり髪の毛に負担がかかってしまうので使わずに徐々に赤みをとっていきます。

赤みを十分に削っていきます

赤みが強い髪の毛に対して極力赤みが出ないように染めていくためにマット系やブルーなども効果的に使っていきます。白髪の部分もしっかりとカバーしたいので白髪染めも混ぜて染めていきますが白髪染めの染料は赤みが強いものが多いです。ここでもなるべく赤みが出ないようにアッシュ系やマット系の薬を使っていきます。5種類くらい目的に合わせて調合して染めていくことが多いのが最近多いです。カラー剤をミックスすることでより髪質に合わせた仕上がりを実現することが出来ます。

髪質や今の髪色にもよりますが赤みを十分削って綺麗な寒色が入りやすいベースを整えることが何よりも綺麗な寒色を出すために大切です。一度で理想の髪色にしたいという気持ちもわかるのですが出来ることと出来ないことがあるのでベースを整えつつ理想の髪色にしていった方がいいでしょう!

2か月に一度は通って

赤みを削っていく過程で一度染めてからしばらくたった後の退色を待つ必要があります。自然な退色を待つことで綺麗に色が抜けていくのでダメージを最小限に抑えつつ次のカラーにつなげやすくなります。理想としては1~2か月に一度のカラーを半年程度にわたって通って頂くことでより綺麗な寒色系のカラーになっていきます。

段階を踏んでダメージを少なく、仕上がりはいい色になっていきます。そのお客様によってカラーのプロセスは違ってきますのでやってみたい色などありましたらお気軽にご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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