赤みが強い方の寒色カラー

目次

日本人の髪質

日本人の髪質で多くの方が赤みが強くカラーをしてもオレンジっぽくなりやすいという髪質を持っています。感覚的に8割くらいの方が髪色が赤みが強く寒色系のカラーが綺麗に出ずらいという感じです。従来のカラー剤でアッシュ系など寒色系のカラーで染めても赤みを削りきることができずに仕上がりがオレンジっぽい感じになってしまうということはよくありがちな話です。


髪質を見極めて赤みをしっかりと削って綺麗な寒色を出す為には適切なカラー剤の調合とパワーのコントロールが必要になってきます。場合によってはブリーチを使ってのデザインからーを必要とする場合もありますが今回はブリーチなしのカラーについて解説していきます。綺麗な寒色にするためにまず必要なのが赤みのリセットという考え方です。先にも書いたように日本人の髪質では赤みが強くどうしてもオレンジ系のカラーになりやすいのでできるだけ赤みを削っていきます。当店で使っているカラー剤はTHROWカラーというもので寒色系のカラーが得意で今までのカラー剤とは比べ物にならないほど綺麗に赤みを消してくれます。
髪質にもよりですが赤みを消す為によく使う薬がマットとグリーンです。どちらもグリーン系の薬で赤みを消す力が強い薬です。髪質やなりたい髪色に向けてグリーン系の薬をベースにすることもありますし他の薬をベースにすることもありますが非常に重要な役割をグリーン系の薬が担っています。

お薬の調合

これらの薬を効果的に使っていくことで今までのカラーでは出すことが出来なかった色味を表現することが出来るようになります。
人によってもともと持っている髪質、色素の強さなどは違うので一度で綺麗に寒色系にならずにどうしても赤みが残ってしまう場合があったり希望の明るさまで明るく出来ないという場合もあります。特に明るさに関しては一度しっかりと赤みを抜いていく為に深めのカラー剤を使って染めていく必要があります。一度深めに染めることでもともと持っている赤みを消すことになります。

そこから自然に退色していくと赤みが抜けていくので次のカラーをより綺麗にしていくためのベースが整うということに繋がります。希望の色に仕上げたい場合は出来れば最低でも3回くらい続けて通って頂くことをおススメしています。ベースカラーと残留色素の計算もしながらカラーを作っていくので途中でホームカラーをしてしまったりするとそれまでのカラーが台無しになってしまうこともあるのでどうしてもという場合は一度ご相談いただければと思います。

グレイカラーも

ここ数年のカラー剤の進歩とカラーの調合の仕方や幅が広がったお陰で本当にカラーを楽しめる幅が広がりました。日本人の赤みが強くオレンジ系になってしまうというのを見事にカバーし最近ではある程度どんな髪質の方でも寒色系のカラーを楽しむことが出来るようになっています。おしゃれ染めの方だけでなく白髪染めの方もかなり綺麗に寒色系のカラーが出来るようになっていますのでご希望の方はご相談ください。
お客様一人ひとり髪質は本当に違うものです。ご希望の色も変わってくれば染めるプロセスも変わってきます。
お客様のご希望に添えるようにしっかりと対応していきますので皆様のご来店をお待ちしております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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