ヴァイオレット系のインナーカラー
先日ご来店のお客様でインナーカラーをしてみたいというお客様がいらっしゃいました。中のほうの色味をヴァイオレット系の色にしたいということで早速染めていきます。
今回のお客様、髪質的に明るくなりやすくすぐに黄色く色が抜けやすいという髪質だったのでダメージがなるべく出ないようにブリーチを塗布して本来なら20分くらい時間を置くのですが今回はそんなに時間を置かずにブリーチを塗布後早めにシャンプーをしました。
髪質によって明るくなりやすい方、なりいくい方がいるのでカラーの放置時間も少しづつ変えてダメージも最小限に抑えられるようにしています。
ブリーチ部分にはヴァイオレット
ブリーチをした部分にはいよいよヴァイオレット系の色を塗っていきます。このヴァイオレット系の色ですがトーンを抑えすぎると黒っぽく仕上がってしまい、明るすぎるとカラーの退色が早くなってしまうので絶妙なトーンを出すために髪質やブリーチででた明るさ、もともとの持っている色素などもろもろを考慮したうえで最適なカラーのお薬を選んでいきます。
ブリーチした髪の毛にカラーを入れるときに少し配合をかえるだけで実際に仕上がる色の雰囲気が変わってくるのでこのブリーチ部分にいれるカラーの微調整が一番重要になってきます。
表面にもヴァイオレット系を少し混ぜて
今回のお客様は表面にハイライトが入っていたので表面の髪の色もいい感じで出そうな感じでした。もともと黄色くなりやすい髪質ということもあり黄色味を抑えるためにブラウンをベースにヴァイオレットを配合していきます。
この最近のカラー剤はいい薬が多いので単品でもきれいに発色してくれるのですが髪質や発色のしやすさなどを考えて少し補色として色を足してあげることで更にいいカラーリングを楽しむことが出来ます。
場合によっては根元と毛先のお薬を分けてつくったり、3色以上のカラー剤を混ぜてつくったりもします。
仕上がりはいい感じに
仕上がりの染まり具合はかなりいい感じに染まりました。
表面の明るくなっていた黄色味も抑えられてツヤも出ていい感じです。
インナーカラーのヴァイオレットもかなりいい感じで入ってくれました。店の中でみるのと太陽光のもとで見るのだとまた見え方が変わってきます。段々と色が抜けてきてより透明感が出てくるのを楽しめるのもブリーチをしてインナーカラーをするにあたっていいところです。
今回は下半分のインナーカラーということで染めていきましたがご希望によっては他にも様々なやり方がありますので興味ある方はお気軽にご相談ください!!